果肉だけでなく皮まで利用したいみかん

日本の冬の食卓に欠かせないみかんですが、果肉を味わうだけではもったいないかもしれません。古くからみかんの皮を乾燥させたものは、陳皮という生薬として漢方分野で利用されてきました。痰を取り除き、咳を鎮め、発汗を促し、胃腸を整える効果があるとして薬用に用いられてきた歴史もあります。漢方以外だと、薬味として麺類などに利用されています。皮を食用にするのであれば、無農薬栽培のもののほうが良いでしょう。ただ、普通のみかんの皮にも使い道はあります。果肉を食べた後、干して乾かしたものをさらしの袋などに入れ、お風呂に入れると体が温まります。また、香りの成分であるリモネンがお湯に溶け出すため、アロマオイルのような効果も期待でき、その香りでリラックスすることが可能です。果肉を食べるだけでなく、皮まで利用したほうがもったいなくありません。

みかんが大量にあって困った時は

田舎の家って絶対柿の木とみかんの木がありますよね。柿はまだそのまま食べたり、吊るし柿にしたりして長期保存もできるので、なんとか消費できます。しかしみかんの方は、そもそも家になっているものはすっぱくておいしくないし、皮が分厚く剥きにくかったりしてなかなか消費しきれない事が多いです。そんな時はジャムにしてみてはいかがでしょうか。みかんは大量に使いましょう。その分砂糖は少な目でも大丈夫です。皮を細く切って、果肉から甘皮と種を取り除きます。この作業は少し手間ですが、我慢です。一度皮を湯がいて灰汁を抜いたあとは、砂糖と果肉と一緒に水分がなくなるまでひたすらに詰めるだけです。これで不要な添加物を加えない体に優しいジャムが完成しました。パンに塗ったり、ヨーグルトに入れたりとたくさんあるので使いたい放題ですね。周りの方々におすそ分けするのも喜ばれます。

みかんは天然のサプリメントです

みかんと言えば、ビタミンCが豊富に含まれていると言うことが知られています。しかし、ビタミンPが含まれていると言うことを知っている人はほとんどいません。ビタミンPには毛細血管を強くするパワーがあります。さらに、カロテンも豊富に含むので、免疫力の向上に大いに役立ってくれます。肌のかさつきを防ぐ効果もあるので、美容にも良い果物と言えるでしょう。みかんは生食が基本のようになっていますが、ジュースやお菓子の材料やサラダなどに使っても構いません。ただ、ビタミンPをしっかり摂ることを考えるのなら、袋ごと食べるのがベストでしょう。近年、ビタミンCはサプリメントで摂取すると言う人が増えています。しかし、体のことを考えるなら、食べ物から摂るのがいいでしょう。みかんはビタミンCがしっかり摂れる天然のサプリメントと言えます。